誰もがかかりやすい胃がん!だから定期的にチェック

胃は毎日の生活の中で、食事の度に働く臓器です。近年では食事の内容や、ストレスによって胃への負担は増々大きくなっています。胃の病気は、胃がんだけが大きく取り上げられますが、胃炎、胃潰瘍などの疾患であっても、ひどい症状になると、入院などの可能性もあります。
胃炎、胃潰瘍が胃がんを引き起こす可能性は、昔は大いに関係があると考えられていたそうですが、現在では、可能性は低いとされている様です。しかし、胃潰瘍の発生しやすい場所と胃がんの発生しやすい場所が、一致しているということもあり、全く無関係と考えるのは、安易な考えかもしれません。
胃の不調は誰もが抱えやすい部位でもあり、見過ごす可能性もありますから、定期検診はしっかり受診しましょう。
胃がん検診の主流は、胃部エックス線検査、胃部内視鏡(胃カメラ)となっています。検査料金は胃部エックス線検査で、10,000円~15,000円、胃部内視鏡で15,000円~20,000円とやや高額です。
胃がん検診は早期発見を推進する為、人間ドックや健康診断に既に組み込まれているところも多いので、無料で受診できる場合があります。また、個別に検査を受ける場合でも、各自治体や健康保険組合で補助が出るところが多いので、問い合わせしてみると良いでしょう。
問診などで主訴(胃部が痛いなどの症状)がある場合の検査は、保険適用になりますから、3,000円~5,000円程度で検査が可能です。検査時に、病変と思われる組織があった場合は、その場で採取し組織の検査を行われる事もあり、別途費用(7,000円~20,000円)がかかります。
胃部エックス線検査と胃部内視鏡検査を比較した場合どちらが良いのでしょうか?国の指針(2016年4月1日適用)では、胃がんの一次検診では問診、胃エックス線検査、胃内視鏡検査が勧められています。
「胃エックス線検査」は、「有効性評価に基づく胃がん検診ガイドライン」によると、集団健診による胃がん検診を行うことで、胃がんによる死亡率を減少する効果があると、2006年に科学的に証明されています。しかし、バリウム、発泡剤、下剤を飲む苦痛、微量と言っても放射線を浴びる不安があります。
「胃部内視鏡検査(胃カメラ)」については、2014年に上記のガイドラインが見直されて、こちらも一定の効果があるとして推奨されました。しかし、喉の麻酔薬の服用、カメラを飲む時の嘔吐反応の苦痛は、なかなか慣れるものではありません。
どちらの検査にもメリットがありますが、デメリットもあります。その人の体質(アレルギーがあるなど)によっては、受けられない検査があります。しかし、どちらの検査も可能な人の場合は、胃部内視鏡検査が良いと思います。
それは、胃部エックス線検査で要精密検査となった場合は、胃部内視鏡検査を行うことになるからです。
胃部内視鏡では、食道、胃、十二指腸を直接観察します。粘膜の微細な変化も鮮明に見え、胃部エックス線検査では見つける事のできない病変や出血なども見つかる可能性が高くなります。体の負担、検査費用の負担を考えると、胃部内視鏡検査の方が効率が良く、精度も良い検査だと考える事ができます。