一回の血液検査で、大腸がん、消化器がん、肺がんにも有効!

わずかな血液を採取する血液検査で、体の状態を調べる事ができます。ここでご紹介するCEAとは、carcinoembryonic antigenを略したもので、日本語に訳すと「がん胎児性抗原」となります。胎児期に多く見られるタンパク質であり、出生後には濃度がとても薄いタンパク質と変化します。つまり、出生後の正常な人間であれば、ほとんど検出されないタンパク質という事です。
体内にがんや腫瘍ができると特殊な物質(ここではCEAを指す)が大量に作られます。この性質を利用して検査することで体内に異常が起きている可能性を見つける事ができます。腫瘍が作り出す「物質」、すなわち目印となるため、腫瘍マーカーと呼ばれています。腫瘍マーカーは他にもありますが、ここではCEAの説明をしています。
血液検査(CEA)の料金は、人間ドックや健康診断のオプションで付ける場合は1,500円~3000円ぐらいとなっており比較的低額ですので、一緒に受診するのがおすすめです。保険適用(医師の判断により検査する事になった場合)であっても、それほど金額は変わりません。採血の量は5cc程度なので体の負担もほとんどなく行えます。
CEAの上昇で疑われる病気は、消化器系がん、肺がんが多く、その他には、胃がんでも上昇すると言われており、1回の血液検査で幅広い部位のチェックができる検査と言えます。CEAの正常値は、5.0ng/ml以下となっています。この数値を超える場合は、消化器系のがんや腫瘍の疑いありますから、早めに精密検査を受診しましょう。
血液検査(CEA)の検査結果は、何らかの病気を確定するものではありません。ですが、精密検査を受けるきっかけを作ったり、その他の検査と併用する事で、早期に病気を見つけられることがあります。自分で気づかない病変を見つける可能性が高くなります。
日本人は胃がんや大腸がんを罹患するケースが高く、国立がん研究センターが発表した「2012年のがん罹患数」によると、男性の罹患率1位が胃、2位が大腸、3位が肺、女性の罹患率1位が乳房、2位が大腸、3位が胃となっています。男女で合わせて見ても、大腸と胃の罹患率が非常に高い事がわかります。
食事とは生きる楽しみと言えます。食事は、摂取した食物を消化したり、栄養を吸収してくれる胃や大腸などの消化器系臓器が、健康であってこその豊かな生活と言えます。生命活動の基本といえる臓器です。食事を楽しみ、健康的に長生きするためにも、胃がんや大腸がんの早期発見は非常に重要と言えるでしょう。
血液検査(CEA)は、早期がんの場合には異常を示さず、正常値の場合も多いとの意見もあります。ですが、便潜血検査や胃部レントゲンと併用する事で、大腸や胃部の検査結果の精度を高めます。また、精密検査をするかどうか迷う時に、すでに血液検査(CEA)が終了している事は、次の検査、治療をいち早く行える利点があります。
人間ドックや健康診断時の血液検査(CEA)は、同時に受診することを促進する意味も込めて、安価で受診できますので、一緒に受診すると良いでしょう。