骨はホルモンバランスが影響するから女性は要チェック

骨は加齢によってだんだんもろくなります。これは、ホルモンと関係があります。女性の場合で言うと、骨密度は18歳くらいでピークに達します。そして40歳代半ばまでは大きな変化はありませんが、50歳前後から低下していきます。
骨密度が低下する原因は、女性ホルモンの分泌量減少(閉経)、腸管でのカルシウムの吸収の低下、カルシウムの吸収を助けるビタミンDをつくる働きの低下が理由としてあげられます。運動をしなくなるなどの生活習慣の変化も関係します。
骨密度が減少すると、骨折をおこしやすくなり、運動機能が低下しますから、定期的な検診を受ける事が大切です。
骨密度を検査する方法には、DXA法、MD法、超音波法の3つがあります。
DXA法はエックス線を使って、腰の骨や脚の付け根を計測することで正確な結果が得られます。上腕だけでの検査もあります。
MD法は、エックス線を使い、手の骨とアルミニウム板を撮影して、それぞれの濃度を比較して測定します。
超音波法は、かかとやすねの骨に超音波を当てて測定します。エックス線の検査より精度が落ちるようですが、妊婦でも受診できますから安全です。
人間ドックや健康診断で使われる検査方法は、DXA法(上腕での検査)が多いようです。DXA法(上腕)での骨密度検査の費用は実費で1500円~2000円程度となります。
骨密度とは、骨の硬さを表すものさしです。骨の中には、カルシウムなどのミネラルが詰まっており、これを計測して骨密度を算出します。加齢によって中に詰まっていたカルシウムなどは減少していきますので、骨密度を計測すれば、自分の骨の若さを知ることができます。
自分の骨密度が正常値であるかどうかの見方は、同年齢の平均値と、骨量が充実している若年者(20才~44才)の平均値と比較します。自分の骨密度が平均値の何%に当たるかで調べます。80%以上で正常値、70~80%で骨量減少、70%未満で骨粗鬆症という結果になります。
日本は長寿国ですが、単に長寿を目指すだけでなく、健康で自立した生活を送れる期間「健康寿命」を伸ばすことが大切だと言われています。そこに、骨は密接に関係します。日本人の平均寿命と健康寿命の差を比較すると、男性では約9年、女性は約12年もの差があるそうです。健康でない状態で生きているだけでは、人生の楽しみも半減します。
健康でいきいきとした人生を送る為には、骨粗しょう症を予防し、骨を健康に保つことに尽きるのです。その為にも、40歳を過ぎたら、特に女性は骨密度検査を受診することをお勧めします。
骨密度が減少したからといって、突然寝込むことはありません。しかし、日々の生活態度の積み重ねが、5年後、10年後、自分の体に返ってきます。定期的な検診と共に、適度な運動とカルシウムを意識した食事が大切です。
人間の体は、日光浴でビタミンDを得ることができます。カルシウムの吸収を促すビタミンDは、紫外線を浴びることで体内に生成されるからです。日光浴といっても、直射日光を浴びる必要はなく、夏なら木陰などでも良いですし、気候の良い時期は軽く散歩でも良いのです。長時間屋外にいる必要はなく、10分程度でも効果があると言われます。適度な日光浴は骨の健康に役立ちます。
美容のために過度な紫外線対策を行っている人では、ビタミンD不足が心配されます。若いうちは良いのですが、加齢と共に骨粗しょう症になる可能性を持っています。適度な日光浴は骨の健康に役立ちます。骨密度検査を定期的に受診し、紫外線と上手く付き合ってみるのが良いと思います。